【飲食店経営】大規模商業施設出店での罠【やめとけ】

1.飲食店

こんにちわ ニコニコ侍です。

飲食店を開業したい!と思われている人がよく陥る罠の一つ。

大規模商業施設(イ○ンモールや大きなスーパー複合施設)で出店したら、
人が集まるから儲かるんでは無いですか?簡単では?
という疑問にお答えしていきます!

開業希望者
開業希望者

いつも、買い物客でにぎわってそうなので、初心者の私でも
飲食店をやれば、お客様が来てくれそう!
普通のテナントで出店するよりも、リスクが無さそう。
新規のお客様も来てくれそう。

ニコニコ侍
ニコニコ侍

確かに、大規模商業施設の特にオープンに関しては、近隣から多くのお客様が押し寄せてきます。そこで起きる様々な問題について、解説して行きたいと思いますね。

この記事を読んでわかること

・大型商業施設の出店にあたって陥る問題!
・大型商業施設のオープン時から起こりうる問題。
・営業内容の実態
・閉店までの苦労

かなり厳しいテナント審査

大規模商業施設の入店に関しては、テナント管理者である施設の会社の厳しい審査を通らなければなりません。

・開業するお店の業種
(施設全体のバランスをとるために同じ業種の競合を防いでいます)

・過去の事業経営の実態(3期分の決算書の提出など)
(ここが新規参入者にはかなりハードルが高いところです)

・資産状況

・現在のお店の状況


通常の空きテナントの賃貸契約では、開業の内容や、実績など賃貸者にとってはあまり関心は無いので、新規でも受け入れてくれることがありますが、
大規模商業施設では、上記の実績が無いとなかなか審査を通過させてはくれません。
なので、大手チェーンしか入っていないのが実態なのです。

自由なお店づくりはできない

無事審査を通過し、お店をオープンさせる準備に入りました!
ここで、問題発生。
【お店づくりに関して、すべて大規模商業施設の許可が必要なのだ!】

お店の設計、外観、店内の色、看板から、間仕切りの高さ、すべて規制とそれに関する許可を通さないといけません。

新規開業者
新規開業者

自分のお客様にあったイメージのお店をつくりたいので、壁の色は黒にして
シックな感じにしたいのだけど、、、個室感をだすために、間仕切りを高めにしたいのだけど、、、、

ニコニコ侍
ニコニコ侍

施設全体を管理するデザイナーの許可がないと、自由に作れないのよ。
特に店先のファサード(入口周辺)に関しては、他の店舗とのバランスを取るため厳しく指導されます。

お店のオープン準備が出来たところで問題発生!(求人)

お店も順調に建築がはじまりました。
そこで、大きな問題が発生します。

お店の運営に必要な【人材、アルバイト】が集まりません!

その理由は、、、、

大規模商業施設だと、大きなスーパーなどとの複合施設がほとんどです。
その大きな規模の求人と競合するからです。


飲食店のアルバイト時給は相場900円~1000円程度ですが、
大手スーパーなどの求人は1300~1500円と次元が違うところにいるのです!

さすがに、同じ飲食店同士なら、同じ程度の時給なので、ある程度分散されますが、
売上規模や利益構造の違う物販や巨大スーパーには時給面で太刀打ちできません。

ましては、募集人数の規模が違います。
大型スーパーなどでは、1000人規模で募集をかけてきます。

時給よりも、飲食店で働きたい!と思ってくれるひとはごくわずかで
さらに、その人材を他の大手飲食チェーンと競合で奪い合わなければならないのです。

お店の開業、営業時間も厳格に決められている

店の開店準備も順調に進んでまいりました。

基本的に建物を引渡しされてから1週間程度のスケジュールで、施設のオープン日が設定されています。

そのオープン日は絶対!です。


お皿の準備や、厨房用品の準備、飾り付けや、レジ周りの準備。
仕込みや、新人アルバイト研修などなど。

すべてをその1週間で行わないといけません。

しかも、施設を利用できる時間は決まっていますので、徹夜などできません。
大手物販や、チェーン店は、他のお店からたくさんの援軍人員が来て
一気にとりかかりますが、それができない中小零細にとっては、地獄のような忙しさです。

オープンから大盛況!!!!

大規模商業施設は、オープンの周知に莫大な予算を投じます。
イベントや、安売りも行います。

そのため、オープン日には沢山のお客様が列をなしてご来店いただけます。

当然、施設の許容量を越える人が集まるため、
施設内の飲食店はどこもかしこも大忙し。

どんな、お店も、空腹を満たす!という理由だけでご来店いただけるのは事実です。

ここで問題があります!

【どんなに忙しくても!お店を閉めることは許されていません!】

【施設の営業時間内は、絶対にお店を営業する!という契約を必ず結ばされるからです】

食材が無かろうと、仕込みが間に合わないだろうと、従業員がへとへとになっていようと休憩する時間がなかろうと、絶対に閉めれません。

そして、オープン当時は、施設の開店時間から閉店時間まで、ぎっしりお客様がご来店されます。

もし、お店が人員不足なら、、、、、地獄を味わうことになるでしょう、、、、

ちなみに、それだけご来店いただけるので、利益はでます。

オープン景気終了、閑散期へ

人口が少ない地方などでは、オープン景気(新規オープンだから行ってみたい!)は早ければ1ヶ月で終わります。

そこから、新たな戦いがはじまります。
【閑散期】との戦いです。

オープン1ヶ月すぎあたりから、まず、夜の集客が激減してきます。
もともと、商業施設なので、お昼に買い物に来られるお客様を対象としていますので、
夜に、わざわざ施設内まで食べに来るひとはあまりいません。

夜集客すればいいのでは?

当然そうおもうのですが、商業施設内のテナントは、独自でお客様を呼ぶことは非常に困難です。簡単にいうと、施設内の飲食店は、利便性が圧倒的に悪いのです。

わざわざ、立体駐車場に止めて、エスカレーターを使って、移動し、広い施設内を歩いていかなければいけない。非常にストレスです。郊外型の飲食店なら、車で目の前の駐車場に止めてすぐ入店できるのです。


大量リストラの開始。

売上が頭打ちになり、閑散期にはいると
オープンの激戦を、大量の人数で、カバーしてきた店舗のリストラが開始されます。

平日の夜などを出勤希望してきた、大学生アルバイトなど、片っ端から、シフト時間を削られはじめます。

オープン前に、沢山の時間を使って、研修してきたスタッフ。そのスタッフを維持する売上がなければ、リストラするしか打つ手が無くなるのです。

大手某、○田コーヒーなどは、フランチャイズなので、本部は容赦なくリストラするようにオーナーに指導します。わたしの経験では、2ヶ月後には、7割削減されたのを見ました。

オープン前に投資した、従業員研修費が泡となって消える瞬間です。

お盆、正月、GWなど一切休み無し!

残された、スタッフ達にも悪魔の営業は続きます。
商業施設がオープンしている間は、絶対に営業しなければならないのは、平日だけではありません。

お盆や、正月、GWなどの国民の休日もです。

特に非常に、きついのは、正月です。

12/31の年末の営業が終わって、正月を祝うこともできずに、次の日の朝には全員出勤しなければいけません。特にそういうときは、、、忙しいのです。(人居ないのに、、、)
普通のアルバイトや、学生などは、職業意識がそこまでないので、
平気で休みます!

なので、結局、休めない数少ない社員たちで、大量のお客様を相手に、命を削って働くことになるのです。(過労死寸前になるまで、、、)

閉店には莫大な違約金発生

困った経営者
困った経営者

もう無理!資金的にも、体力的にも、精神的にも耐えれません!
これは閉店するしかない。。。。

ニコニコ侍
ニコニコ侍

身も心もボロボロになって、閉店を決めた経営者。
しかし、そこで待ち受ける第二の罠。
閉店するにも莫大な違約金がかかります。

大手商業施設は、テナントが閉店すると、大事な収益である、テナント料が入らなくなります。当然のごとく、その損失を埋めるために、退店時のペナルティを課す契約を結ぶのが普通になっています。
【概要 例】
・契約満了前のペナルティ(家賃、共益費の契約期間内負担)
・1年前通告ペナルティ(その間の家賃と共益費負担)
・内装工事撤去費用
・看板など撤去費用

まあ、商業施設からすると簡単に閉店してもらっては困るので、簡単に閉店できないように、契約を結ばされています。

これが、経営者、そこで働いている従業員を地獄に叩き落とす悪魔の契約なのです。

最後に

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。

大規模商業施設。
普通の人から見ると、休日に行くと、いつも買い物客で賑わっているように
見えるため、商売もしやすいのではないか?

と、思われがちですが、実は、大変な苦労と地獄の上に成り立っています。

大手チェーン店しか、耐えれない、生き残れないには、それなりの理由があるのです。

もし、大規模商業施設から出店依頼があったとしたら
是非、参考にしていただけると幸いです。

最後までありがとうございました。

おしまい



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